MacBook Air のバックアップをなんとかしないとなーと思っていたんですが、Netatalk なるものがあるらしいので、自宅サーバ(CentOS 6.5)にインストールしてみました。
Netatalk とは
netatalkはUnix系OS上でMac OSやOS Xに対してAFPによるファイルサーバの機能を提供するオープンソースのソフトウェアである。wikipedia
Linux で AFP をしゃべれるファイルサーバをつくることができ、さらに Time Machine にも対応しているということです。MacBook Air のバックアップに使えそうですねー。
インストール
以下のサイトを参考にしてインストールしました。
Netatalk 3.0.6 SRPMs for Fedora/Scientific Linux/CentOS
ダウンロード
まずは、リンク先から SRPM のパッケージをダウンロードします。私の環境は CentOS 6 なので、netatalk-3.0.6-0.0.1.el6.src.rpm をダウンロードします。
ビルド
SRPM から RPM を作成します。
$ rpm -ivh netatalk-3.0.6-0.0.1.el6.src.rpm
1:netatalk 警告: ユーザ hat は存在しません - root を使用します
警告: グループ hat は存在しません - root を使用します
警告: ユーザ hat は存在しません - root を使用します
警告: グループ hat は存在しません - root を使用します
警告: ユーザ hat は存在しません - root を使用します
警告: グループ hat は存在しません - root を使用します
警告: ユーザ hat は存在しません - root を使用します
警告: グループ hat は存在しません - root を使用します
########################################### [100%]
警告が出てますが、無視で大丈夫です。
$ cd rpmbuild/SPECS/
$ rpmbuild -bb netatalk.spec
エラー: ビルド依存性の失敗:
cracklib-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
openssl-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
quota-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
db4-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
pam-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
tcp_wrappers-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
libgcrypt-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
avahi-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
libacl-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
openldap-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
dbus-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
dbus-glib-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
glib2-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
systemtap-sdt-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
libtdb-devel は netatalk-4:3.0.6-0.0.1.el6.x86_64 に必要とされています
足りないパッケージがあるようなので、インストールしておきます。
$ yum -y install cracklib-devel openssl-devel quota-devel db4-devel pam-devel tcp_wrappers-devel libgcrypt-devel avahi-devel libacl-devel openldap-devel dbus-devel dbus-glib-devel glib2-devel systemtap-sdt-devel libtdb-devel
足りないパッケージをインストールしたので、もう一度ビルドします。今度は大丈夫。
$ rpmbuild -bb netatalk.spec
インストール
RPM のビルドが完了したので、インストールします。
$ cd ~/rpmbuild/RPMS/x86_64/
$ sudo rpm -ivh netatalk-3.0.6-0.0.1.el6.x86_64.rpm
準備中... ########################################### [100%]
1:netatalk ########################################### [100%]
設定
設定ファイルは、/etc/afp.conf
。
それぞれのユーザで /home にアクセスできるようにして、自分のホームに TM
というディレクトリを作成し Time Machine を有効にしています。ここでは、ユーザ名を aaa
, bbb
にしています。
;
; Netatalk 3.x configuration file
;
[Global]
mac charset = MAC_JAPANESE
afpstats = yes
[Homes]
basedir regex = /home
[TimaMachine1]
path = /home/aaa/TM
time machine = yes
[TimeMachine2]
path = /home/bbb/TM
time machine = yes
起動
# chkconfig netatalk on
# service avahi-daemon start
# service netatalk start
使ってみた
しばらく待っていると、Finder の共有部分に、Netatalk をインストールした Linux のホスト名が見えてきます。見えない場合は、Command + k
で接続しましょう。登録してあるユーザ名で認証すると、ユーザのホームと TimeMachine を有効にしたディレクトリが見えます。システム環境設定の Time Machine 設定で、このディレクトリを選択することが可能です。これで、MacBook Air のバックアップもバッチリ。
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